ビンズオン省で持続可能な工業団地VSIP IIIが着工

投稿: KilalaMar 23, 2022

ⓒ VIR

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ビンズオン省(Binh Duong)で3番目、全国で11番目となる工業団地VSIP(Vietnam Singapore Industrial Park)の起工式が3月19日に行われた。

1,000ヘクタールのVSIP IIIはビンズオン新都市の中心部に位置し、ミーフック-タンヴァン(My Phuoc-Tan Van)高速道路、主要港、国際空港へのアクセスが容易である。また、ドンナイ省(Dong Nai)やバリア-ブンタウ(Ba Ria-Vung Tau)への接続も便利である。

スマートで持続可能な工業団地のモデルとして構想されたVSIP IIIは、エネルギー、水、廃棄物の利用から交通、セキュリティ管理まで、工業団地の運営全体にスマート技術を取り入れるよう設計されている。
リアルタイム追跡装置を使用しパフォーマンスを遠隔で監視、分析、最適化することで、業務の可視性を高め、顧客と従業員にとってより安全で信頼性の高い効率的な工業団地となる。

第1期プロジェクト(100ヘクタール)は、シンガポールのBCAグリーンマーク認証を取得済みで、ベトナムで最もグリーンで持続可能な職場環境の一つとなっている
もう一つの特徴は50ヘクタールの太陽光発電所で、大規模な工業用テナントに送電網の信頼性と持続可能性をもたらす。

VSIPによると、30社以上の国内外の企業がVSIP IIIに工場や倉庫を設立することに関心を示しており、これは18億ドル(約2146億円)の潜在的投資資金に相当する。

さらにビンズオン省の労働生産性の向上、持続可能な成長、社会経済発展を支援するプログラムを導入する予定。
最初のプログラムとして、VSIPのシンガポール株主であるSembcorpは、同省のEIU(Eastern International University)と協力して、EIU-Sembcorp Centre for Sustainable Solutionsを設立し、太陽エネルギー開発における学生の能力向上と教員への知識向上を促進する。
2つ目のプログラムは、ベトナムの製造業におけるインダストリー4.0技術の採用を加速させることを目標とする。
EIUの学生がインダストリー4.0分野で将来に対応できるようなトレーニングを実施し、中小製造業が業務効率化のために関連するインダストリー4.0ソリューションを支援する。

VSIPは30カ国・地域の880社の顧客を抱え、総投資額は157億ドル(約1兆8720億円)、労働者は29万3,000人にのぼる。

ⓒ Tuoi Tre

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