To Lich 川(ハノイ)に、日本のナノバイオリアクターを活用する浄水器が設置されたその3日後、川の悪臭が改善されました。
4月末、To Lich川の深刻な汚染による悪臭を除去するため、日本のバイオナノテクノロジー装置の設置が決まりました。 5月16日、日本製の「ナノバイオリアクター」というバイオナノテクノロジーシステムの定礎式がハノイで開催されています。
設置場所として選択されたのが、Hoang Quoc Viet 通り (Cau Giay区、Ha Noi) の近くにある長さ約300メートルのTo Lich川の区間。排水がたくさんの下水溝から流されたこの区域は、To Lich川の中でも最も汚染された区域と評価されています。
日本環境技術推進機構(JETPO)に属する山村忠博士によると、浚渫機を利用しなくても日本のバイオナノテクノロジーで徹底的に底泥層を処理し、To Lich 川に悪臭を放つ汚染源を除去できるということです。
ベトナムへ導入される前にも、バイオリアクターの浄水器は日本の多くの川に設置されています。また、2017年にHai Phongの川、その後Quang Ninhの調整湖をきれいに清掃するためにも使用されました。
天然材料を使用した環境にやさしい浄水器。
Nguyen Tien Lapさん(Cau Giay区、Ha Noi)の話によれば、数年前からこの区域は悪臭が始まり、今のような暑い時期になるともっとひどくなるそうです。ところが、浄水器が設置されたことで、その3日後にはすぐ効果が出始め、悪臭が軽減されました。
浄水器が設置された区域には、黒い不純物がめったに見られなくなってきました。
警備員が、清掃員と協力し、定期的に清掃を行います。
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