国内需要に対応するため3つ目の製油所を建設へ

投稿: KilalaMar 18, 2022

ⓒ VOV

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国内消費に十分な石油製品の供給を確保するため、南部のブンタウ市(Vung Tau)に3つ目の製油所が建設され生産能力は年間1,000万m3になる予定である。
1,000万m3の生産量があれば、3カ所の製油所を合わせ国内消費の需要を満たすことができるとみている。

レ・ヴァン・タイン(Le Van Thanh)副首相によると、政府はベトナム石油ガスグループに対し投資プロジェクトの草案を作成するよう指示し、10カ月以内に投資手続きを完了させる予定だという。

ベトナムには現在、ズンクワット(Dung Quat)製油所とギソン(Nghi Son)製油所がある。
現在、最大のギソン製油所は国内需要の3分の1を供給しているが、財務上の問題から生産量が80%となり、一時期は55%まで減産した。
この減産によりガソリンが不足し、主要な石油事業者は国内市場を安定させるために輸入を増やさざるを得なくなった。そのうえ世界市場で原油価格が高騰している。

副首相は、ベトナムは原油は石油生産に必要な原材料の50%しか満たしていないため原油の掘削・開発能力を高めると断言し、我々は需要と供給という市場の法則を厳密に守らなければなりませんが、石油製品が生産やインフレに影響を与えないようにしていますと話した。

政府はガソリンや原油の小売価格を引き下げるため、物価安定基金の活用と手数料の引き下げを決定した。
また、環境保護税を半減させるという財務省の提案を承認した。
世界的な原油価格の上昇が続けば、政府は安定した価格を確保するために新しい政策を採用し続けるとしている。

〈Thoi Dai/VOV〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。

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