ベトナム海運公社(VIMC/ Vietnam Maritime Corporation)とスイスに拠点を置く海運会社Mediterranean Shipping Company(MSC)は、ホーチミン市の沿岸地区であるカンゾー(Can Gio)に8億7000万ドル(約1080億円)の国際コンテナ港を建設することを検討している。
予定地は約570ヘクタールで、主埠頭の長さは約6.8キロメートル、最大25万トンの船を受け入れることができ、設計容量は1,500万TEUとなる予定。(TEU:20フィートで換算したコンテナ個数を表す単位)
両社は、取引に向けた基盤を築くための初期調査を実施した。
カンゾーはティバイ海峡に位置し、水深が深く、波や風の影響を受けにくいため、港湾システムの形成や国際的なコンテナトランシップサービスの開発には理想的な立地となっている。
2021年のベトナム海事局の統計によると、同国の海港システムを経由するコンテナ貨物の量は2390万TEUに達した。
主にホーチミン、ブンタウ、ハイフォンの海港に集中しているが、トランシップの比率は比較的低くなっているため強化を図りたいと考えている。
アジアの他の国や沿岸地域では、国際的なトランシップサービスの開発に成功している。
世界第2位のコンテナ船会社であるMSCは、625隻を超える船を運航している。
世界155カ国にオフィスを構え、500の港に船を展開している。年間生産量は約2,300万TEUとされている。
また、子会社のTerminal Investment Limited(TIL)を通じて、世界で約60の港を所有し、年間3,000万TEUを超える輸送能力を有している。
〈VIR〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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