富裕層の新たな趣味、日本庭園

投稿: KilalaMay 25, 2022

今、富裕層の間で日本式庭園造りが流行っている。1つの庭園に数億ドンから数十億ドンが費やされる。

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ⓒ VietnamNet

ハノイ在住のグエン・キーさん(Nguyen Ky)は、3年前に購入した土地に10億ドン(約560万円)の日本式庭園を完成させた。
キーさんは庭園を造るにあたり、様々な場所を訪れ庭を見て回り日本の建築や文化についても学んだ。
さらに満足のいく設計をするために3人のデザイナーを雇い、彼のアイデアに基づいて庭を設計してもらった。1人あたり500万ドン(約2万8000円)のデザイン料がかかり最終的に1人のデザイナーを選んだ。
日本庭園には様々なスタイルがあり、それぞれ日本の実際の自然をモチーフにしている。
「ある様式を守ると決めたらそれについてよく勉強しないと、様式から外れて世の中の笑いものになりますよ」とキーさんはいう。

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1,600平方メートルの庭の所有者であるフンイエン省のヴー・スアン・ホンさん(Vu Xuan Hong)は昨年建設したこの庭に10億ドン(約560万円)以上かかったという。ホンさんは次のように語ってくれた。

日本への知識が深ければ深いほど趣味のためのお金がかかり、庭師は日本文化を理解し日本の規格にあった材料を購入しなければならない。
ベトナムでは今、日本庭園がブームになっており、貴重な日本の木や特別な材料がベトナムに輸入され庭を造りたい富裕層に提供されています。
日本庭園の建設費用は、平均して1平方メートルあたり20万ドン(約1100円)です。ただし、設計の複雑さによっては数倍の料金となることもあります。
鯉の池は約1億ドン(約56万円)で、これには1平方メートルあたり300万ドン(1万7000円)の建設費、水ポンプ、水のろ過装置などが含まれます。
一方、庭造りで最も高価なもののひとつが松の木で、1本1億VND(約56万円)近くし、1,000平方メートルの庭には少なくとも2〜3本の松の木が必要です。
1平方メートルあたり10万ドン(約560円)の芝生、1立方メートルあたり300万〜500万ドン(約1万700~2万8000円)の自然石、照明システム、石灯篭・縁石・玉砂利にもお金をかけなければなりません。

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日本庭園にはさまざまな様式があり、ベトナムでは築山、露地(茶庭)、枯山水が3大流行様式とされている。その中で築山の庭は費用が高い。
一方、露地(茶庭)と枯山水は大きな庭は必要なく小さな庭で十分満足のいく庭園をリーズナブルなコストで設計することができる。

日本庭園の設計者によると、多くの人が選ぶのは樹木や池、人工の山などを配した築山形式だという。しかし、この様式を選ぶのは富裕層がほとんどで、その理由は施工が複雑なことと、多額の資金が必要なためだという。

日本庭園のデザイナーとして5年の経験を持つチュオンさん(Truong)は、数百億ドンをかけて大規模な日本庭園を造りたい人だけでなく、150平方メートルほど庭造りの需要も増えているという。費用は様々ですが最低でも数億ドンは必要だと話す。

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〈VietnamNet〉
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