フーコック島「ワクチンパスポート」を8月から試験導入

ベトナム保健省と南部のキエンザン省は26日、新型コロナウイルス感染症対策に関する会合を開いた。その際に同省フーコック島でワクチン接種を証明する「ワクチンパスポート」制度を試験導入し、外国人観光客誘致を8月から再開することを検討していると示した。

まずはワクチン接種を完了したロシアからの観光客をチャーター便で招き、島内では移動制限などを行い観光再開する予定。さらに他国からの観光客も順次誘致する方針。

それに先駆け、同省は年末に観光客が増加することを見込み、観光復興のため9月までに全島民を対象としたワクチン接種を実施する計画を進めている。

フーコック島の観光はキエンザン省の主要な収入となっているが、2020年は2019年に比べ、全体の観光客は30.6%減少し、外国人観光客は76.1%と激減した。