コングロマリット(複合企業)ビングループ(Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は、国際自動車工業会(VDIK)に加盟し、国際的なメーカーとして動き出した。38番目のメンバーであり、東南アジアからは初となる。
VDIKの社長であるライハルト・ツィルベル氏(Reinhard Zirpel)は、「国際的なメーカーは、すでに早い段階で電気自動車を市場に投入し、大きな成功を収めています。ビンファストはVDIKのメンバーとしてこの注目度をさらに高めていくでしょう」と話した。
ビンファストヨーロッパ(Vinfast Europe)のCEOであるビック・チャン氏(Bich Tran)は、次のように述べている。「ドイツは世界で最も重要な乗用車市場のひとつであり、電動モビリティも急速に成長しています。市場参入に向けて集中的に準備を進めており、そのためにもVDIKの専門知識を活用したいと考えています。欧州市場への参入を重視し、2022年には様々な電気自動車を発表する予定です」。
ビンファストはヨーロッパと北アメリカでの電気自動車販売促進を進めており、10月初旬にはロサンゼルスのモーターショーに参加し、来年1月にはラスベガスのショーにも参加を予定している。
国際自動車工業会 (VDIK/Verband der Internationalen Kraftfahrzeughersteller)は、ドイツに本社を置き1952年から運営されている。現在、ルノー、フィアット、アルファロメオ、マセラティ、プジョー、トヨタ、ホンダ、三菱、日産、マツダ、スズキ、スバル、レクサス、いすゞ、現代、起亜、双竜、ビンファストなど38社が加盟している。
ドイツでは、VDIKが年間120万台以上の車両を販売しており、メルセデスベンツ、BMW、アウディなどの主要な自動車メーカーが加盟していないが、市場シェアは約40%を占めている。
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