ホーチミン市にワクチンを優先的に分配

ファム・ミン・チン首相は感染者が急増中のホーチミン市に、受け取った新型コロナウィルス（COVID-19）ワクチンの25％分を優先的に分配すると発表。また、現在から7月末までに少なくとも200万回分のワクチンを提供すると述べた。

さらにホーチミン市に対しては、人々の生命と財産を何よりも優先し、十分な必需品を保証し、死亡者数を最小限に抑え、すべての住民が新型コロナウィルスのワクチンを平等に入手できること、同時に失業者やホームレスを支援し、影響を受けているビジネス活動促進の必要性を提言した。

現在、ホーチミン市はこの社会的距離規制措置期間を利用し、ワクチン接種キャンペーンを強化。この2～3週間のうちに110万回のワクチン接種を予定している。市内に約630カ所の接種会場を設け、各会場で1日に120人に接種を行う。
1300万人の人口を抱えるホーチミン市は、現時点でこれまでに991,332人にワクチンを接種しており、そのうち48,107人がアストラゼネカ社製のワクチンを2回接種している。