配車サービスのGojek(ゴジェック)は、既存の3つのサービス「GoRide」(バイク配車)、「GoFood」(フードデリバリー)、「GoSend」(グッズデリバリー)に加え、新型コロナウイルス感染対策を万全にした自動車配車サービス「GoCar Protect」を開始した。
一般的にタクシーや公共交通機関は5K(マスク、消毒、間隔、大勢で集まらない、健康申告)の規制を遵守しているが、利用者から感染リスクに対する懸念の声が高まっているため、同社は独自の安全対策措置も講じた。
一つ目の対策は「GoCar Protect」のドライバーは、新型コロナワクチンを2回接種を必須とする。
二つ目はすべてのGoCar Protect車両には、消毒液と運転手と乗客を分離する透明な保護シールドを装備。
3つ目はSHARP空気清浄機を各車両に装備し、空気中のウイルスの最大99.4%を分解除去することを可能とした。
さらに、すべてのGoCarドライバーは乗車前に専用アプリでマスク着用の確認しなければ業務にあたることはできないシステムを採用している。
また近々、同サービスをハノイでも開始し、新型コロナの状況が改善されれば「GoCar Protect」以外のサービスを追加する予定。
同社のジェネラルマネージャーは、「新型コロナの深刻な流行の中、医療従事者を支援するため今年8月にGoCarを開始し、今回、状況がよくなりホーチミン市で一般向けに配車サービスを行えるようになったことは非常に大きな出来事です。利用者の皆様に高品質な交通手段を提供するだけでなく、交通サービスの再開はホーチミン市の復興を意味するものであり大変うれしく思います」と話す。
ベトナムは近年、配車サービスの市場価値が最も高い国の一つとされている。経済発展とインターネット経済の拡大がこの業種を後押ししている。
GoJekが自動車配車サービスに進出したことでGrab、Be、FastGoなどの同業社との競争が激化すると予想される。
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