業界関係者によると、ベトナムのフルーツ企業は、EUやその他の海外の厳しい市場に進出するために、各国の厳しい基準を満たし、フルーツ栽培地への投資を継続するとともに、製品の品質とデザインを向上させる必要がある。
現在、ベトナム産の果物は、EUやアメリカ、日本などの厳しい市場に進出しているにもかかわらず、輸入比率はわずか1%に過ぎない。
ロシアの場合、2016年に同国とユーラシア経済連合(EEU)との間で自由貿易協定が施行されて以来、ロシアへの果物輸出額が大幅に増加したが、ロシアにおける市場シェアは大きくない。
しかし、オランダ市場ではベトナム産果物の浸透に成功している。
同国在ベトナム貿易参事官であるヴォー・ティ・ゴック・ジェップ氏(Vo Thi Ngoc Diep)は、果物の生産地に投資するとともに、収穫後の保存処理技術や包装技術など、生鮮果物に関するヨーロッパの厳しい基準や規制を満たし、オランダとヨーロッパの両方の市場に進出するために安定した供給源を確保する必要があると強くいう。
オーストラリアでは、マンゴー、ライチ、ロンガン、ベトナムドラゴンフルーツなどのベトナム産果物が消費者に高く評価され、好まれており、さらなる需要拡大に向け、製品の品質、デザイン、パッケージの改善を地元企業に勧めていると、在シドニー副総領事のグエン・フー・ホア氏は述べている。
また、このような改善によって、文化的アイデンティティを備えた緑豊かで美しい国というベトナムのイメージを高められると在オーストラリア・ベトナム貿易事務所は考える。
業界関係者は、安定した品質と保存技術を維持することに加えて、製品に関するマーケティング活動を強化し、徐々に変化する消費者の嗜好や習慣に対応することの重要性を強調している。
近年では、ベトナム貿易振興機関(Vietrade)や海外の貿易事務所が、オランダ、フランス、ドイツ、日本、チェコなどの需要の高い市場にベトナム産ライチを紹介し成功している。
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