新型コロナウィルス対策の移動規制によりホーチミン市の食料品不足が起きている中、メコンデルタの多くの地域が社会的距離規制措置を実施したため、現地の人々は食料品を買い占め備蓄しはじめた。その結果、ホーチミン市の納品業者は商品を購入することが難しくなり、食料品不足に拍車をかけている。
これに対応し、ホーチミン市交通局はメコンデルタから米、麺、肉、卵、野菜などの食料品や医療品を運ぶ5隻の高速船を運航し始めた。毎日午前6時から午後7時まで運航し、1回の運航で20tの荷物を運ぶことができる。高速船は、メコンデルタ地域のロンアン、ティエンザン、ベンチェ、ヴィンロンの各港からホーチミン市のバクダン港を検問なしで直行できる。乗組員は、新型コロナウィルス(COVID-19)の予防措置を遵守し、少なくとも1回のワクチン接種を受け、PCR検査陰性でなければならないとされている。
一方、ホーチミン市に多くの農産物を供給しているラムドン省やドンタップ省の農業関係者は、ホーチミン市の卸売市場の取引が停止して以来、移動制限の影響もあり、農産物の買い手が見つからず大きな打撃を受けている。
〈Thong tin xa Vietnam / Vn Express〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。