天然資源省によると、ホーチミン市は年平均4センチ、地域によっては6~7センチと高い沈下速度を記録している。
水資源管理局が2019年にホーチミン市の24カ所で行った調査では、ビンタン区のアンラック地域が2009年から2019年にかけて81センチと最も沈下したことが分かった。
多くの専門家や科学者はこの状況を、都市や交通の急速な発展に加えて地下水の乱開発、そして市の地質構造の弱さに起因すると考えている。
そのため、市は今後も各地域で包括的かつ詳細な調査を行い、適切な対応策を講じる必要がある。
ホーチミン市政府は悪化している市内の地盤沈下の解決策を打ち出すように天然資源環境局に命じた。
それに対し天然資源環境局は、JICAのベトナム事務所が以前、ホーチミン市の地盤沈下に対処するプロジェクトを開発するためホーチミン市政府と協力する意志を表明し、東京、インドネシアのジャカルタ、タイのバンコクでの経験を基にした計画案を市に送っていたことに基づき、市政府にJICAが関係当局と協力し、市内の沈下状況を調査するための情報提供と対応策を展開することを提案した。
〈SaigonTimes/VnExpress〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。