産業貿易省は、2021年7月に工業生産と商業活動に関するレポートを発表した。新型コロナウイルス感染防止対策として社会的距離規制措置を行ったことで商品の流通とサプライチェーンの混乱につながり、生産および事業活動に影響を及ぼした。7月の工業生産指数は前月比1.8%、前年同期比2.2%の上昇にとどまり、過去7ヶ月間で最低の上昇となった.
輸出入の成長率も鈍化している。今後、輸出入の伸びは、エピデミック対策と国内での予防接種のスピードに大きく依存する。 しかし各国がワクチン接種を積極的に行うことで、繊維、履物、家具、電子機器の輸出需要は依然として非常に高いと予測されている。
さらに製造業を調査するIHS Markit社によると、国内外の輸送が困難になったことや、原材料が不足していることから、リードタイムが長くなっていることを指摘。
また、製造業は投入コストの高騰に直面しており、鉄鋼などの原材料、中国からの輸入品、運賃などのコストが上昇している。一部の企業はこれらのコスト負担を顧客に転嫁しているが、他の企業は需要の低迷を受けて転嫁を躊躇している。その結果、製品価格の上昇率は投入コストの上昇率よりもはるかに低く、利益率を圧迫している。
同社の経済専門家であるアンドリュー・ハーカー氏は「パンデミックが収束するまで、企業は様々な圧力を受け続け成長できない可能性が高いため、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行に改善の兆しがあるかどうかを注視することが重要である」と述べた。
〈Zing News/Saigon Times〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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