ハノイ市 不要不急のサービスを停止

7月18日、ハノイ市人民委員会のチュー・ゴック・アイン委員長は、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染が複雑に拡大する中で、すべての不要不急なサービス停止を指示した。
これに伴い、ハノイ市民は自宅で待機し、食料・医薬品の購入、健康診断や治療などの緊急時のみの外出だけ可能となった。

ハノイ市人民委員会は、5人以上の集まりを避け、人と人との距離を2ｍ以上保つよう市民に要請し、アプリ「Ncovi」「Bluezone」の利用を呼び掛けている。
営業を続けることができるビジネスやサービスは、工場、製造業者、交通工事、建設現場、食品、医薬品、電気、水、燃料、ガソリンなどの必須サービスのみ。いずれもQR Codeによる健康申告が必要となる。
レストランはテイクアウトの販売のみ可能。
スーパーマーケット、旧来型市場、卸売市場では、必要な商品のみを販売可能。オンラインショッピングや宅配を奨励。
オフィスや代理店では、従業員の50％が自宅で仕事ができるよう対応すること。
他の地域からハノイ市に商品を輸送、入域する際には、健康診断の申告が必要となる。運転手は到着の3日前までのPCR検査で陰性であることを証明すること。
公共交通機関は座席数の半分にして運行。
結婚式は延期、葬儀は30人までとし保健所の管理下で行うことができる。

ハノイ市は4月下旬以降427件の感染を確認、そのうち167件が7月5日以降に発生している。