イオンによるグリーンライフスタイルの強化

投稿: KilalaJul 7, 2022

多くの企業が持続可能な開発と環境に優しい世界を推進しようとしている中、イオンベトナムもその一翼を担おうとしている。
同社の持続可能な開発担当のグエン・バン・ラン氏(Nguyen Bang Lang)は捨てプラスチック削減の取り組みを次のように話す。

イオンベトナムの持続可能な開発担当者、グエン・バン・ラン氏 ⓒ VIR

イオンベトナムの持続可能な開発担当者、グエン・バン・ラン氏 ⓒ VIR
利便性と低コストに優れたプラスチック包装の使用について

ベトナムにおける使い捨てプラスチックの使用については3つの現状があると考えます。
商品や取引に含まれるプラスチックのコストはほとんど目立たないので売り手も消費者も使うか使わないかの判断に迷うことはない状況があります。
次にベトナムでの技術や設備がより持続可能な代替品への転換をサポートする準備ができていないことです。
さらに使用後のプロセスがまだ開発されていないことです。材料の分類、リサイクル、処理などの標準的なシステムがありません。つまり、プラスチックの使用量解消をサポートするものがないのです。

環境に優しい代替品に切り替えるためのプログラムや活動

より持続可能な消費者行動を支援し、政府、当局、パートナー、従業員などの他の関係者と協力して、システムレベルのインパクトを与えることができればと思い、2019年にプラスチック削減の取り組みを開始しました。

このプロジェクトのもと、私たちは3つの重要なミッションを掲げています。
1つ目は、お客様員に使い捨てレジ袋の習慣を変えていただくことです。
お客様がイオンに来店された際に、エコバッグをレンタルしていただく取り組みを始めました。
新しいエコバッグを20,000ドン(約116円)で購入する代わりに、5,000ドン(約30円)を預けてバッグをレンタルし使っていただいた後、次回に返却していただければ預かったお金をお返しします。

また、使い捨てレジ袋の消費を最小限に抑えるためのオペレーション改善も行っています。レジカウンターでは従来、1件の会計時に最大5枚のレジ袋を消費していましたがこれを最大で3枚に減らしています。

3つ目は持続可能な消費の方向性に関して政府に適合することです。私たちは「使い捨てレジ袋削減のためのプラスチック同盟」に加盟している16社のうちの1社です。
他の小売業者とともに政府に対して、今後の法改正に向けた確固たる根拠となる事例を作ることができると信じています。

この活動で最も誇れる成果

イオンジャパンは、1991年からプラスチック削減運動を始め、30年後には約8割のお客さまがレジ袋を使わないという習慣を持つようになりました。ベトナムでは2年間実施し5%を達成できたと自負しています。
地域社会への貢献を基本理念とし、あらゆる戦略や行動を通じて反映させていくために、お客様が進んでレジ袋使用を控えていく方法を模索し、いずれはお客様に支持していただけると強く信じています。

政府機関への要望や提言

政府はすでに2030年までの行動計画や今後の法改正を設定し私たちに知らせてくれています。
業種を問わず、すべての企業が政府の方向性に沿って組織内外で大きな波を起こせば消費者も企業も新しい習慣に無理なく移行できるでしょう。

〈VIR〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。

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