第2回「日本・ベトナム環境ウィーク」の枠内で、ベトナム資源環境省所属資源環境戦略政策研究所とJICA(国際協力機構)ベトナム事務所の共催の下、「循環経済を目指す廃棄物管理に関する経験」をテーマにしたシンポジウムがオンライン形式で行なわれた。
シンポジウムで参加者らは、循環経済の実現や、都市での固形廃棄物の管理と資源回復における循環経済の適用に関する日本とベトナムの経験を交換した他、廃棄物リサイクルに関するベトナム・日本の協力プロジェクトを紹介した。
また、専門家らや科学者は、ベトナムの2020年環境保護法の幾つかの内容を具体化させる決議案に、循環経済の適用奨励に関するロードマップとメカニズムを盛り込むための多くの意見や提案をした。
冒頭でヴォー・トゥアン・ニャン資源環境副大臣(Vo Tuan Nhan)は、環境保護分野における実質的な協力を強化し、両国の気候変動への幅広い対応を促進する手段として、このイベントの重要性を強調した。
大岡敏孝環境副大臣によると、首相は今後のプロジェクトの実施に関する長期的な政策戦略を考案し、ベトナムが2050年までにカーボンニュートラルという目標を達成できるよう支援すると述べた。
さらに双方は、2019年に開催された第1回の成果である、ベトナム北部バクニン省を拠点とするごみ焼却プラントプロジェクトの立ち上げ式に立ち会った。
山田滝雄駐ベトナム日本大使は、このプロジェクトは日本とベトナムの友好関係の現れであり、他の地方が燃焼からのエネルギー回収に関するプロジェクトを実施するためのモデルになりつつある。今後、二酸化炭素削減に関連する地方のプロジェクトにさらなる支援を提供したいと表明した。
〈Hanoi Times〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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