ベトナムは2050年までに達成することを約束したネットゼロを達成するために、原子力発電プロジェクトを再開する可能性を検討する必要があるという。
国会経済委員会は報告書によると、2021年の国連気候変動会議(COP26)以降、多くの国が原子力を温室効果ガス排出量の少ないクリーンなエネルギーとして認識している。
したがって、ベトナムはエネルギー安全保障と独立した経済発展を確保するために、原子力発電の開発計画を復活させることを検討すべきであると述べている。
これを実現するためには党がこの動きを承認し、政府は適切な時期にニントゥアン原子力発電プロジェクトの再開を検討する必要がある。
2016年当時は国家に余裕がないとしてベトナム初の原子力発電プロジェクトを停止した。
それまでに7つのサブプロジェクトが総投資額2兆3000億ドン(約126億円)以上で実施され、450人近い学生やエンジニアがロシアや日本の専門家から訓練を受けていた。
当初の計画では、中部のニントゥアン省に数十億円規模の原子力発電所を2基設置する予定だった。
さらに報告書では、もしニントゥアン計画が完全に破棄されればベトナムは将来この技術を開発することが難しくなり、パートナー国との関係も悪くなるだろうと述べている。
複数の専門家も経済成長の需要に応えるため原子力開発計画を復活させることを求めている。
ベトナムエネルギー研究所の前所長は「2030年までに原子力発電計画を再開することが、COP26で約束した2050年までにネットゼロを達成するための唯一の方法だ」、さらにベトナム原子力研究所の所長も「原子力発電計画はすぐにでも再開しなければならない」と述べている。
〈VnExpress〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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