カメラの前ではいつも笑顔のストリーマーHa Haさん(23歳)だが、時には不快なコメントに耐え切れずライブ配信を中止して泣くこともある。
彼女は毎日7~8時間、30万人近い登録者を持つYouTubeの個人チャンネルやその他のプラットフォームでゲーム配信を行っている。
通常、午前10時半に1日を始め、午後2時ごろに昼食をとり、午前4時に就寝する。
「みんなが寝静まった頃でも私は起きて仕事をしている。親は当初、私が一日中部屋に閉じこもって一人で話しているので、精神的な問題を抱えているのだと思ったようです」と話す。
彼女は多く人たちのようにデスクワークをするのではなく、大学を卒業してからライブストリーミングをずっと続けてきた。
この仕事は給料が良いが欠点もあるという。
視聴者を惹きつけるために様々な工夫をして新人ストリーマーたちと競い合わなくてはならない時には大きなプレッシャーに襲われる。
その上、視聴者から常に寄せられるネガティブなコメントや侮辱的なコメントに耐えられず配信を止めざるを得なかった時もあった。
「ネット上の匿名のコミュニティは私の下手なゲームプレイを罵倒してきます。また、女性の私が男性と同等にゲームをしようとすることを不満に思う人たちもいます。このような誹謗中傷から立ち直るのに3~4日かかることもあります」と話す。
多くの若者にとってストリーミングはもはや突飛な職業ではなく高額の報酬と名声をもたらすものである。
しかし、その華やかさの裏で多くの人が精神的なプレッシャーや誹謗中傷に対処し、時には健康にさえ影響を及ぼす。
ストリーマーのためのYouTubeチャンネルを専門に開発する会社Metubのディレクター次のように指摘する。
ストリーマーにはいくつかの課題が明らかに存在します。視聴者の興味を引き続けるために常に革新的で新しいコンテンツを作り出さなければなりません。
ただパソコンの前に座って話すだけでなく、綿密な計画を立て、過去のコンテンツを検証し自分を高めていかなければなりません。
さらに目標を達成し視聴者を維持するためには、友人や家族と過ごす時間を犠牲にしなければならない。
市場測定会社Nielsenによると、ベトナムのZ世代は2025年までに1500万人近くに達し、ユーザーだけでなくコンテンツクリエイターとして、ストリーミングプラットフォームがターゲットとする非常に有望な人口層となる。
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。