ハノイの学生グループは10年近く恵まれない人たちに無料で食事を提供してきた。
この食事はレストランやホテル、家庭の食品ロスによってまかなわれている。これらの活動は許可を得て行われている。
ハノイ・フード・レスキュー・シーズン10を運営するアムステルダム高校(Amsterdam High School)の11年生、ファム・トゥー・ウエンさん(Pham Thu Uyen)は、この活動について次のように語っている。
毎日、家庭の冷蔵庫やレストランからは余った食品がでます。この問題に関心を持ってからプロジェクトは始まりすでに10年目を迎えました。
現在、ハノイの高校に通う40人以上の学生で構成されています。
本来食べられるのに捨てられてしまう食品「食品ロス」を毎週金曜日から月曜日にかけてレストランやホテル、食堂などから貰い受け、困っている人たちに提供します。
このプロジェクトに参加するようになってから、メンバー一人一人が食料を守るために何かしなければならない、この問題に対するコミュニティの意識を高めなければならないと考えるようになりました。
さらに、食べ物を無駄にしてしまう人がいる一方で食べ物を必要としている人が大勢いることを知りました。
ハノイ・フード・レスキューは恵まれない人々に食料を提供するだけでなく、毎年「テト(旧正月)ドネーション」と「ハンガーゲーム」の2つのプログラムを開催し、食品廃棄に対する地域社会の意識を高めることも目指している。
テト・ドネーションでは貧しい子供たちのために食べ物や服、本などを寄付するよう人々に呼びかけをする。
パンデミック時には誰でもオンラインフォームから寄付の登録ができるようにもした。
さらに、チャリティーイベントの資金調達のために、ホアンキエム湖歩行者天国でガレージセールを開催し、恵まれない子どもたちへプレゼントを贈ることもしている。
また、新型コロナの影響によって国境ゲートで立ち往生している農産物を「救出」したり、職を失った人々や食料や医薬品が不足している人々への寄付も呼びかけている。
ハノイ・フード・レスキューの創設者は、彼らはプロジェクトを運営するだけでなく拡大することで非常によく使命を果たしています。
貧しい人々やより多くの人々に食料を提供するという重要な目的を忘れずに活動の幅を広げていくことを期待していますと話している。
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