ベトナムはアフリカ豚熱(ASF)に対するワクチンの製造に成功したと農業・農村開発省が発表した。
ワクチンは、NAVETCO National Veterinaryが製造するNAVET-ASFVACという商品名で予想価格は1回当たり34,000ドン〜36,000ドン(約197~209円)となる。
農業・農村開発省によると、このワクチン開発に関連する研究は4,000件以上発表されているものの、これまで世界的に商業的なワクチンは存在しなかった。
現在までのところ、世界のどの国もこの病気に対する商業的なワクチンの製造に成功したという発表はない。したがって、ベトナムで生産されたワクチンの輸出の可能性は非常に大きいと話す。
フランスの日刊紙「Le Figaro」はこのワクチンについて次のように報じている。
このワクチンは家畜にとって非常にダメージが大きい病気の予防に貢献することになるだろう。
ベトナムが米国の研究者と協力してこの病気に対するワクチンを開発したと最初に発表したとき、ベトナムだけでなく世界の畜産分野で大きな希望が沸き起こった。
ベトナムにおいては2019年2月にベトナムで初めて検出され、その後全国に広がり、数百万頭の豚が被害に遭う事態となった。
アフリカ豚熱(ASF)は、ASFウイルスが豚やいのししに感染することによる発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病で、ダニによる媒介、感染畜等との直接的な接触により感染が拡大する。人に感染することはない。
〈NhanDan〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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