2020年9月にベトナムで公開され、600億VND(約2億9,000万円)以上の興行収入を記録した映画「走れロム」(原題:ROM)が日本で7月9日より公開された。
この作品は違法宝くじ「闇くじ」を題材にしている。生き別れた両親を捜すための資金稼ぎを心の拠り所に、宝くじの当選番号の予想屋として生計を立てている14歳の孤児ロムが一攫千金の賭けに挑む姿が描かれている。
監督をつとめたチャン・タン・フイ氏は、このデビュー作品で第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門(新人監督コンペティション部門)最優秀作品賞、第24回ファンタジア国際映画祭 最優秀新人作品賞の受賞し、現在世界中の映画界から注目を集めている。また、主演のチャン・アン・コア氏は第18回アジアン映画祭の最優秀男優賞を受賞している。
輝かしい受賞歴がある作品だが、本国では国内公開の許可を得ずに国際映画祭に出品したとして4,000万VND(約20万円)の罰金を科せられ、さらにベトナム当局の検閲が通らず、新たなシーンを加え再編集し本国公開となった。
日本公開にあたり、トラン・タン・フイ監督は「日本に行けないことは残念ですが、この映画が初めて国際市場でデビューすることを非常に光栄に思います」と語っている。
〈Vn Express /映画『走れロム』公式サイト 〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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