ベトナム漁業協会の常任副会長は、天候に恵まれ、長い海岸線と暖かい海を持つベトナムでは、ムール貝による真珠養殖が有望な産業になる可能性があると述べている。
現在、ベトナムのムール貝による真珠養殖は特定の顧客グループをターゲットに、世界市場でブランド名を確立しているが、「2030年までのベトナムの海洋経済の持続的開発戦略、2045年までのビジョン」で真珠養殖は海洋農業分野の一部とされている。
同常任副会長は、真珠養殖は経済産業として認識されていませんが、正しい方向に進めば、実際の産業に発展させ国内外の市場を満足させることができると思います。
産業として考えた場合、バリューチェーンを構築し、政府の参加と管理が必要です。
真珠産業では、ムール貝養殖業者の養殖技術が重要な役割を担っているため、養殖地を保護することも必要だと述べた。
ベトナムは3,200km以上の海岸線と3,000以上の島があり、そのうち150以上の島には人が住んでいる。
主な養殖産物は、魚、エビ、カニ、センチネルクラブ、ホタテ、アサリ、ムール貝である。
養殖が可能な水域は、海水域約と淡水域を合わせ約262万ヘクタールあるが、60%近くにあたる150万ヘクタール以上が未利用である。
そのうち、真珠用のムール貝の養殖に適した海水面は45万3,500ヘクタール近くあり、その活用が期待される。
保健省科学技術訓練局の前副局長は、生態系の異なる地域、特に海水と淡水で育った真珠は、成分の割合が異なるため、消費者に本物の製品を届けるために政府の政策を促進する必要があるという。
An Phu Pearl and Jewelry Companyのディレクターによると、海水真珠は海水には多くのミネラルが含まれているため、真珠は高い光沢を持ち、きらきらと輝くことができる。
太陽の下に置くと、淡水真珠はくすんで輝かないのに対して、海水真珠は虹色の輝きを放つ。
形については、海水真珠は丸、ほぼ丸、楕円、ティアドロップ、ペア型やバロックのいずれかで、淡水産の貝はたいてい扁平形をしている。
また、移植成功率や養殖期間の違いから海水真珠のほうが高価になるという。
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