数年かけて集められた珍しい観葉植物200鉢以上を集めたイベントが観葉植物愛好家によって開催された。
この愛好家のオンラインフォーラムには14,000人以上の会員がおり、このイベントは愛好家が長年かけて収集したユニークで珍しい観葉植物を称えることを目的として行われた。
会場を埋め尽くす観葉植物に参加者200名以上は大喜びしていた。
観葉植物の収集は、16世紀にヨーロッパの貴族が始めた趣味で、その後、世界中に広まった。
ベトナムでは6年前からブームになっており、特に癒しをもたらす健康的な趣味として注目されている。
現在、ベトナムでは数十万人がこの趣味に興じているとされ、その多くは膨大なコレクションを所有している。
会場となったカフェのオーナーである建築家のカン氏は、このカフェにタイから輸入した3メートルのタマシダや数百種類ものユニークな葉が特徴的な植物、価値の高い突然変異種などを置いている。
屋外スペースでは1メートルほどの大きさの葉を持つ観葉植物が参加者の目を惹きつけていた。
「植物の世話をすれば、大きく美しい葉を茂らせることができるということを人々に知ってもらいたいのです」とカン氏は話している。
インドネシアやタイ、南米からの輸入された観葉植物の価格は種類によって1株あたり30ドル(約3700円)から250ドル(約3万1000円)で販売されているものが多い。
また、直接買い付け持ち帰る場合は、輸送費が植物価格の2~3倍かかるうえ、輸送中に枯れてしまうことも少なくない。無事に持ち帰っても回復に2カ月、新しい葉を出すのに3カ月かかるという。
参加者の建築家であるティエウさんは、インドネシアから5000万ドン(約27万円)で購入したアンスリウム・クリスタリナム・ダークなど、ユニークな植物8点を持ち寄った。
「私が使う金額については多くの人に驚かれるが、同じように観葉植物を愛する人なら分かってくれるはずです。後悔はしていません」と話す。
彼は2016年にモンステラ・デリシオサの植物の美しさを見て興味を持つようになり、それ以来、少しずつ集め現在は100鉢以上をコレクションしている。
イベントで注目を集めた植物は、緑と白の斑紋が交互に現れる変異葉を持つフィロデンドロン・ゴールデンドラゴンで1万分の1の確率でしか生まれないという希少価値から注目された。
また、このイベントでは珍しい観葉植物を観賞するだけでなく、観葉植物に関する経験の共有・交換が行われた。
会場で行われた観葉植物のオークションでは、集められた売上金ががん治療センターなどに寄付された。
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