不動産仲介業ライセンスの需要が急増

活況を呈する不動産市場をよりよくするために規制が強化される中、南部では今年に入って不動産仲介業ライセンスの申請件数が急増している。
現在、ベトナム不動産業者協会のデータによると、30万人の不動産仲介業者がいるが、ライセンスを持っているのはわずか10パーセントだとされる。

今年1月に出された法令では、不動産プロジェクトに関する虚偽の情報や不十分な情報を提供するなどの不正行為を行った業者に最高2億5000万ドン（約137万円）の罰金を科している。
さらにライセンスなしで営業した場合は、6000万ドン（約32万9000円）の罰金を科される可能性がある。

ホーチミン市1区にある不動産研修施設では、3月に1月の3倍となる150人の受講生を受け入れた。
ライセンス取得試験の受験者も1月は100人だったが、3月末には1000人となった。

また、多くの不動産仲介業者も従業員のライセンス取得を支援しようとしている。
ベトナム不動産協会の副会長によると、ライセンス需要が急増しているもう一つの理由は、業者が人材の質を向上させたいと考えていることだと述べた。