ナイキの大手サプライヤーでもある韓国の靴メーカーChangshin Vietnam社は、新型コロナウィルス感染者を確認したため、7月15~20日までホーチミン市近郊の3つの工場を閉鎖した。
また、ナイキやアディダスの靴を製造する台湾の大手靴メーカーPou Chen Corporationもホーチミン市の工場の操業を停止したが、同社によると、工場は“健康と安全を考慮”して7月23日まで閉鎖される予定で、財務上の大きな影響はないという。同社は2020年度、ベトナムの契約工場がナイキブランドのフットウェア全体の約50%を生産したと発表している。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、今年初めナイキはコンテナの不足や米国の港の混雑によって在庫が滞った。今回の生産停止は世界最大のスポーツウェアチェーンであるナイキにとって新たな混乱を示唆するものとみられる。
China Market Research Group(CMR)の創設者であるショウン・レイン氏は、「ナイキの工場が1~2週間閉鎖されれば、サプライチェーンに大きな問題を引き起こすだろう」と述べ、閉鎖は価格の上昇につながるだろうと付け加えた。
〈Vn Express〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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