ベトナムの国営電力会社(Vietnam Electricity/EVN)は、石炭供給不足により4月からの電力不足を警告し国民に節電を呼びかけた。
特に北部地域は5月から7月にかけて気温が高くなり電力需要が高くなるため注意が必要となる。
中部のギソン1、ブンアン1、ビンタン2とメコンデルタのデュエンハイ1の火力発電所は60〜70%の稼働率操業で電力供給が減少している。
さらに北部のハイフォン火力発電所は、4基のタービンのうち3基を停止させた。
このため、3,000メガワットの電力が不足している。
これは発電所への石炭供給が第1四半期の必要量に対して23%不足していたことに起因している。
国内2大石炭採掘企業であるビナコミン(Vinacomin)とドンバック(Dong Bac)は、新型コロナの影響による労働者不足と輸入価格高騰により十分な供給量を確保するのに苦労している。
石炭火力発電はベトナムの発電量の約3分の1を占めているが、石炭の国内生産が需要に追いつかず輸入への依存度が高まっている。
ベトナムは昨年11月にスコットランドで開催された2021年国連気候変動会議(COP26)で、2050年までに温室効果化ガス実質ゼロ(Net Zero Emissions)を目指すと約束した。
〈VnExpress〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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