現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の支援措置として、光熱費や通信費などの消費者へ負担を軽減しているなか、銀行の手数料も引き下げされた。
ベトナム国立銀行(SBV)は、新型コロナウイルス(COVID-19)流行を受け顧客支援のために8月1日から一部の取引手数料を引き下げるよう信用機関に指示した。
これに伴い、同銀行のNAPAS(National Payment Corporation of Vietnam)を介したATM、POSシステム、銀行間取引の手数料は、8月1日から今年末まで50~75%削減される。
NPASの手数料引き下げは今年2回目となる。昨年も3回の手数料引き下げを行っており、その総額は5,300億VND(約25億円)にのぼる。これは地域のキャッシュレス決済システムの開発を支援し、パンデミック時に公共サービスの電子決済を促進するという政府の計画を推進することを目的としている。
NAPASの副社長であるグエン・ダン・フン氏は、パンデミック中の銀行システム、企業、そして特に顧客には効果的に貢献することができる。また、キャッシュレス決済の増加は、消費者の習慣を変えるだけでなく、政府機関の管理・運営コストの削減につながることを期待していると語った。
NAPASは、18,600台以上のATM、261,000台のPOSシステム、300社以上の電子決済会社を管理・運営し、48の国内外の商業銀行の1億人以上のカードユーザーにサービスを提供している。
また、政府のワクチン基金への送金も無料となっており、NAPASを通して集まった寄付は203,545件で総額1,377億VND(約6億6,000万円)に達している。
〈Zing News/Vietnam News〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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