困窮するベトナムの人々を支援する日本企業

2年にわたる新型コロナと閉鎖的な生活の中で、日本で働く多くのベトナム人は収入の減少や職を失うなど困難な状況に置かれている。

このようなベトナム人の悩みを解決し支援する企業のひとつに人材派遣会社ゴーウェル（Go Well）がある。
同社代表の松田氏は、多くの在日ベトナム人が職を失っていること、特に日本の企業が不況なため、多くの新卒ベトナム人が職を見つけられないことを知っています。
そのため労働力の確保を必要とする企業とベトナム人人材を結びつけるための支援に力を入れることにしましたと話す。

同社を通して就職したベトナム人によると、支援の過程で労働条件や報酬にも気を配り、ベトナム人に適した会社を選んで紹介しているという。

また、茨城県に本社を置く株式会社アドバンス（Advance）も、ベトナム人コミュニティへの実質的な支援を行っている。2021年9月、同社の佐藤代表は駐日ベトナム大使のヴー・ホン・ナム氏に困っているベトナム人を支援するための寄付金を贈呈した。

政府はベトナム人を含む外国人コミュニティを支援するための政策を実施している。
日本雇用サービスセンターが運営するハローワークでは、ベトナム語でのサポートが追加された。
また、仕事を失ったり辞めたりして、再就職や日本での生活維持が困難な労働者を支援するため、ベトナム語での告知を定期的に更新している。

さらに営業許可証を持つベトナム系企業は自治体から補助金を受けている。
各補助金の金額は約20万円から55万円で、パンデミックによる営業停止や営業時間の短縮期間の生活支援に役立っている。