日本政府はベトナムと日本の農業協力の促進に貢献したとしてナムカントー大学(Nam Can Tho University)名誉教授ヴォー・トン・スアン氏(Vo Tong Xuan)に旭日中綬章を授与した。
スアン教授は今回の受賞を励みに今後もベトナムの社会経済、特に農業の発展に貢献しベトナムと日本の連帯と友好を深めていきたいと語っている。
在ホーチミン日本国総領事の渡邊氏は、スアン教授は「ドクター・ライス」の名で知られベトナムを米輸入国から世界的に有名な米輸出国にすることに貢献した。
さらに米の研究業績はベトナムだけでなく日本や地域の多くの国で知られており、日本の多くの研究者もスアン教授から指導を受けていると称えた。
スアン教授は農業科学者であり、その研究の多くはベトナムの米倉地帯であるメコンデルタで行われてきた。
九州大学に留学中の1974年に熱帯における稲作技術の研究を行い、農学博士号を取得後は帰国しカントー大学に勤務。日本人研究者とともに稲作技術の研究を続けた。
1997年には京都大学東南アジア研究センター研究員・客員講師として1年間来日し、ベトナムの農業協同組合モデルを研究するとともに、ベトナムの農民や政策担当者の日本での視察旅行にも協力した。
帰国後は京都大学での研究をもとに農業政策、特に日本の農業協同組合や技術について多くのワークショップで紹介した。
また、日本のODA協力プログラムを通じて日越の農業分野での協力強化に大きく貢献している。
〈VietnamPlus/VietnamNews〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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