シンガポールに本社を置くロジスティクス不動産投資信託のメイプルツリー・ロジスティックス・トラスト(Mapletree Logistics Trust)は、中国、日本、ベトナムにおける電子商取引の需要が大きく伸びていることから、中国、日本、ベトナムの資産を10億3,000万ドル(約1,190億円)以上で購入する見込み。
11月22日にシンガポール証券取引所に提出された書類によると、同社は中国で8億7,000万シンガポールドル(約734億1,000万円)で13棟の物流ビルを購入し、ベトナムでは1億2,990万シンガポールドル(約110億円)で3棟の同種の資産を購入する予定とされる。
さらに、4億1,630万シンガポールドル(約350億円)の取引で日本の物流施設を購入することに合意した。
中国とベトナムでの買収は、新興の中産階級による電子商取引の需要が高まっている時期と重なっており、特に物流の必要性が高まっているためとされる。
同社はベトナムにおいて昨年、ホーチミン市2区のゴールデンエリアに位置する高級住宅プロジェクトのコンドミニアムOne Verandah(ワン ベランダ)を完成させた。
ベトナムでの拠点は現在、ビンズオン省(Binh Duong)トゥアンアン地区(Thuan An)のベトナム・シンガポール工業団地にある。
同社はシンガポール初のアジアに焦点を当てたロジスティクス不動産投資信託で、国営金融機関であるテマセク・ホールディングス(Temasek Holdings Pte.)が支援するメイプルツリー・インベストメント(Mapletree Investments Pte.)の子会社である。
〈Vietnam Investment Review〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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