職業訓練校へ進学するという選択

高校に入学できなかった生徒に職業訓練校で学んでもらうことは技術を持った人材確保に苦労している企業にとって有意義なことである。

7月12日、Nguyen Tat Thanh職業訓練校は入学のために来た保護者と生徒で混雑していた。
ゴーバップ区のグエン・ティ・ホアさん（Nguyen Thi Hoa）は、娘が高校（10年生）の試験で志望校に落ちた。
ある晩、眠れずにいた彼女は夫と相談し娘をNguyen Tat Thanh職業訓練校の薬学部で勉強させることを決めた。
娘が職業訓練を受けるには幼く不安を感じたとホアさんはいう。しかし、重要なのは職業訓練や他の教育を受ける道があり、娘に快適さと自信を感じてもらうことだと話す。

12区のホアン・ティー・ミー・リンさん（Hoang Thi My Linh）は職業訓練校の入学手続きを終えたばかりだ。
両親の勧めもあり彼女は3年半、看護を学ぶことにした。4年後、彼女は高校卒業資格と職業訓練修了資格の両方を手に入れることになる。

Dai Viet職業訓練校の校長によると、卒業後にお金を稼ぐためのスタイリングや美容、商業サービス業、冷凍などの職業を学ぶため実技に焦点を当てているという。
毎年、同校は一般教科を学ぶ学生には授業料の50％を支援し、さらに優秀な学生が勉強に集中できるよう学期ごとに報奨金を支給している。
さらにすべての専攻の卒業後の就職率はほぼ100％であるという。

Vien Dong職業訓練校の場合は2つのプログラムが用意されている。
1つ目のプログラムでは、2年半から3年の学習期間を経て、中級の学位が取得でき同時に教育訓練省の規定による一般教科研究修了証が授与され大学に進学することができる。
2つ目のプログラムは職業訓練を受けると同時に継続教育プログラムに従って一般教科を学ぶことになる。卒業後は希望する大学に進学することができる。
現在、各職業訓練校は自動車整備、工業・土木電気、ホテル・レストラン経営、食品加工技術、建設、経営管理、ロジスティックス、ソフトウェア作成などのコースを提供している。

ホーチミン市労働・障害・社会局職業教育課によると、職業訓練校が公立高校への入学資格を持たない生徒を引き続き惹きつけることができるよう、同局は生徒獲得のためのコミュニケーションの促進、入学を支援、入学説明会、職業教育機関、企業との協力などの具体策を実施しているという。
特に国の職業技能基準、企業の基準に基づいて、企業の職位要件に応じた適切な訓練プログラム提供することが期待される。