ベトナムにおいて男性は職場で女性よりも多くの給料を得ており、女性はキャリアアップにおいて社会的なハードルに直面し続けているとUN Women(国連女性機関)が発表した。
ベトナムの統計総局(GSO)は、男女の収入格差を平均29.5%、都市部では21.5%、農村部では35.2%と推定する。
女性の労働時間は男性とほぼ同じで、教育レベルにも大きな差はないが、労働市場の低賃金層やパートタイム労働に過分に従事しているとのこと。
さらに都市部でも農村部でも、男性が主な収入源であるのに対し、女性は「副収入源」であるという考え方が広まっていることが、背景にあるとみられる。
2018年、中小企業(SME)の経営者を占める女性の割合は26.5%で、これらの企業は女性の雇用割合も43.4%と高くなっているが、男性経営者の場合は36%にとどまっている。
国内の大企業で女性が経営しているのは17%に過ぎない。
UN Womenの報告書では、ジェンダーの固定観念が女性の経済参加に大きな影響を与えており、介護の役割が重要であるという認識に基づいて、リーダーシップや昇進の障害となっていることを明らかにしている。
このような固定観念は、女性の能力や知識に対する偏見を助長すると報告書は述べている。
〈Vn Express〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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