トヨタベトナムのコロナ支援と社会貢献

投稿: KilalaSep 8, 2021

ワクチン基金に約4,800万円を寄付する ⓒ Thoi Dai

ワクチン基金に約4,800万円を寄付する ⓒ Thoi Dai

トヨタ・モーター・ベトナム(TMV)はベトナムでの25年の歴史の中で、大手自動車メーカーとして事業を展開するだけでなく、ベトナムのより良い環境づくりのために、常に地域社会への貢献も積極的に行っている。

新型コロナウイルス対策への支援

2020年初頭に国内で初めてパンデミックが発生して以来、対策支援を行っている。昨年、ベトナム祖国戦線中央委員会に100億VND(約4,800万円)を寄付し、ビンフック省に11億VND(約530万円)相当の医療機器を贈呈した。また、政府のワクチン基金に100億VND(約4,800万円)、工場のあるビンフック省に15.7億VND(約760万円)は相当のPCR検査キットを寄付した。

さらに現場では従業員、顧客、地域社会の安全を確保し、生産チェーンの混乱を防ぐために、複数のウイルス対策を施している。代理店やサプライヤーにも予防対策を徹底し、パンデミックに関する最新情報を収集してその都度、適切な対応策を講じている。

トヨタベトナムの上田裕之社長は、新型コロナウイルス発生以来、従業員と地域社会の安全がトヨタの最優先事項であります。オフィス、車、食堂の消毒、勤務時間中のフェイスマスクの着用、体温のチェックなど、職場で多くのパンデミック対策を行ってきました。また、5月3日以降は多くのスタッフに自宅待機をお願いしていると語った。

ビンフック省政府の要請による新型コロナウイルス検査の結果は全従業員陰性であった。まだ感染者は確認されておらず、生産は維持され従業員の収入や納税も確保されている。

交通安全教育

ベトナムでより良い交通安全教育を浸透させるために、教師や小学生を対象とした交通ルールや安全に対する意識を高める「トヨタと学ぶ交通安全」プログラムを2005年から毎年、実施している。

生徒たちは絵画コンテストや多くのゲームを通じて、基本的な交通ルールや安全運転のスキルを学ぶことができる。トヨタはプログラムを通じて、750万冊以上の交通安全に関する本を小学生に、約12万9千冊の本を教師に贈呈してきた。

このプログラムは、61の地方自治体の約500の小学校で開催され、全国で12の交通安全コンテストが開催された。

環境保護

トヨタはベトナムでの事業展開において、環境保護をミッションの一つとして考えており、天然資源環境省傘下の天然資源環境メディアセンターと連携し、学校に木を植え、若者の環境保護意識の向上を支援してきた。

このプログラムは2017年に開始され、若者を中心としたコミュニティから高い評価を得ている。昨年、トヨタと36の代理店は、ビンフック省、フートー省、ビンディン省、フーイェン省、ロンアン省、ティエンザン省の12の学校で、1,400本以上の木を植え、今年はバクザン省、フンイエン省、カンホア省、ビントゥアン省、バリア・ブンタウ省、ホーチミン市の6つの地域で実施される。

また、使用済みタイヤを使って子どもたちの遊び場を作るプログラムにおいてタイヤの再利用促進と環境保護に貢献している。

教育支援

音楽分野では毎年、若い音楽の才能を支援するために85の奨学金を設け、5つの音楽学校の伝統音楽学部に楽器を贈っている。2020年の時点で、約1,100人の学生が奨学金を受け取り、トヨタ主催の大規模音楽プログラムではプロのオーケストラと共演できる機会をつくっている。

また、1997年からは全国16大学の優秀な自動車・機械・環境系の学生に毎年115名の奨学金を授与している。これまでに奨学金を受け取った総数は約2,500人にのぼる。

さらに2018年から「Giving Love - Receiving Happiness」をテーマとした「Mottainai」プログラムを展開し、恵まれない子供たち、特に孤児や交通事故に遭った子供たちのために資金を集めている。昨年は2億VND(約96万円)の寄付を行い、代理店が古着や靴を寄付した。

ハノイ市タイン・チー区で行われた植樹イベント ⓒ Thoi Dai

ハノイ市タイン・チー区で行われた植樹イベント ⓒ Thoi Dai
〈Thoi Dai〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。

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