不発弾除去のための資金援助

投稿: KilalaMar 18, 2022

クアンビン省でMK82-500lb爆弾の撤去作業を行うMAG ⓒ Thoi Dai

クアンビン省でMK82-500lb爆弾の撤去作業を行うMAG ⓒ Thoi Dai

3月15日、紛争の影響を受けた場所から地雷、クラスター爆弾、不発弾を発見、除去、破壊する 世界的な人道支援団体MAG(The Mines Advisory Group)は、クアンビン省(Quang Binh)における不発弾・地雷除去活動を継続するため、日本政府からの草の根・人間の安全保障プログラムによる新たな資金援助の契約に調印した。
これにより、爆弾や地雷を除去するために648.148ドル(約7700万円)が援助される。

ベトナムは、戦争で残った爆弾や地雷、爆発物による被害が最も大きい国の一つである。
2018年のデータによると、同国では最大610万ヘクタールが爆弾や地雷で汚染されており、全体の18.71%を占めている。
不発弾は中部地方を中心に63の市・県に点在している。
クアンビン省はすべての区、コミューン、地区が爆弾と地雷に汚染されており、総面積は約22万5000ヘクタールに及ぶ。
地元では爆弾・地雷事故による多くの負傷者や障がい者がおり死亡者もでている。

小学生を対象に爆発物リスク教育を実施 ⓒ Thoi Dai

小学生を対象に爆発物リスク教育を実施 ⓒ Thoi Dai

今回の資金提供により、MAGはクラスター弾や爆発性弾薬で汚染された250万平方メートル以上の土地で除去、爆発性弾薬による直接的な脅威を取り除くための対応、最もリスクの高いコミュニティに対する不発弾リスク教育を提供できる。

MAGは、1989年以来、40カ国以上で紛争の影響を受けた1,770万人以上の人々を支援し、より安全で、生活、生計、未来を再建する機会をつくっている。
ベトナムでは1999年に中部クアンチ省(Qunag Tri)で活動を開始し、2003年にクアンビン省に事業を拡大した。

〈Thoi Dai〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。

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