ホーチミン市 各企業操業再開に向けて対応

投稿: KilalaJul 14, 2021

ⓒ Vn Express

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ホーチミン市 タントゥアン輸出加工区

ホーチミン市7区にあるタントゥアン輸出加工区で新型コロナウィルス(Covid-19)の感染者が確認され、29の企業が操業を停止となった。

8,000人の従業員を抱えるFurukawa Automotive Parts Vietnam (FAPV)社は、11日にこの輸出加工区内の5つの工場のうち4つを閉鎖した。同社の労働組合の責任者であるホアン・スアン・タイ氏は稼動している唯一の工場はフル稼働しているが、商品を期日通りに納品することは不可能だという。さらに多くの労働者がパンデミックを恐れて、一方的に自宅待機や帰郷をしたため労働力不足にも直面している。また、ある衣料品メーカーは、顧客にこの状況を理解してもらえるよう交渉しているが、このままでは受注を失う恐れもあるという。

この状況に対し、ホーチミン輸出加工区と工業団地局(HEPZA)の副会長兼書記長のチャン・ティエン・ロン氏は、工場内で社会的な距離を保ち、感染症を防ぐために生産、食事、居住をすべて屋内で行うという計画を提案。現在、29社のうち約50%の企業がこの条件を満たし通常通り操業できていると述べた。

トゥードゥック市 サイゴンハイテクパーク

トゥードゥック市にあるサイゴンハイテクパークも750人以上の感染者が確認されたため、多くの工場が操業を停止している。それにより各企業は安全確保の対策を早急に進めている。

Samsung Electronics HCMC CE Complex社は13日より7,000人以上の労働者に休暇を与え、工場内に宿泊施設を設置。精密機器メーカーのベトナム日本電産会社(Nidec Corporation)は、感染者が確認されたため1週間近く操業を停止し、帰宅ができない4,000以上の労働者が敷地内や近くのホテルに宿泊させている。また、8,000人以上の従業員を抱えるIntel社やJabil社は、工場で全従業員を収容できないため近くのホテルを借りて、毎日バスで送迎している。

同パーク管理委員会のレ・ビック・ローン副委員長によると、労働者の安全を確保するための計画を委員会に示した企業は操業することができるという。現在、20社がこのような計画を立て業務を継続している。
19年前に設立されたこのパークには、85社の企業があり、45,000人以上の労働者が働いている。昨年は約210億ドル(約2兆3,000億円)相当の製品を生産し2019年から23%増加した。

ロンアン省

ホーチミン市に隣接するロンアン省では、工業団地の多くの企業から感染者が確認されたため、同省人民委員会は7月11日からすべての企業に対し一時的な操業停止を要請。各企業はこの期間に防疫対策強化と労働者が敷地内で生活できる施設を設置し、地元当局の検査を受け操業再開の許可を得なければならない。
ロンアン省には62の産業クラスターと35の工業団地があり、約23万人の労働者が働いている。

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〈Vn Express / Vietnam Net〉
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