ベトナム、東南アジアの企業に対するフィッシングメール攻撃数最多

サイバーセキュリティとアンチウイルスソリューションのプロバイダーによると、ベトナムの電子商取引とデジタル変革は同国の企業をフィッシングの猛攻撃にさらしている。

カスペルスキー（Kaspersky）のアンチフィッシングシステムの統計によると、ベトナムの企業は2021年に東南アジア諸国の中で最も多くのフィッシング攻撃を経験したことが示されている。
同社がブロックした1120万以上のフィッシングリンクのうち、ベトナムは400万以上を占めた。
2位はインドネシアの230万件、3位はマレーシアの約180万件、4位はフィリピンの133万件、5位はタイの128万件だった。

カスペルスキーの東南アジア担当ジェネラルマネージャーは次のように警告する。
東南アジアでは、業務上のメッセージ交換はいまだにメールが中心となっています。
昨年ブロックされた1,100万件の悪質なリンクは氷山の一角にすぎません。
電子メールにはサイバー犯罪者が利用する様々な認証情報が含まれています。そのため、この地域の企業はメールサーバーの保護を強化するために、サイバーセキュリティ技術を慎重に選択し使用する必要があります。