高収益をもたらすマカダミアナッツ

マカダミアナッツのおかげで北部地方の農家が潤っている。

Him Lam Dien Bien Macadamiaは4年間の試験栽培で良い結果を得た後、2016年から栽培面積を拡大している。
3年後には1,000ヘクタールに拡張され、2025年は10,000ヘクタールになる見込みだ。現在、収益は予想以上となっている。
副首相は3月、2021年から2030年にかけての持続可能な方法でのマカダミア開発に関する計画を承認し、北西部の各省で7万5000～9万5000ヘクタール、中央高地では4万5000ヘクタールと拡張予定である。

北部のランソン省（Lang Son）で最初にマカダミアナッツの栽培を始めたというグエン・マン・フンさん（Nguyen Manh Hung）の6ヘクタールの果樹園の樹齢は12-13年で収穫量は年々増加している。
マカダミアは多年生植物で、約80〜90年の長期間の収穫が期待できる。
さらに彼はマカダミアナッツの加工工場も経営している。2021年には37トンを収穫し、12トンの製品を加工し、20億ドン（約1160万円）の収益をもたらした。

これらのマカダミアの加工品は北部地方や中央高原の一部の地方で販売されている。また、製品は北部の16のスーパーマーケットで販売されている。

ベトナムマカダミア協会の事務局長は、マカダミアは不毛な土壌を緑化するのに役立つうえに高い経済価値をもたらし植林の8年目からコストを差し引いた後、2億5千万ドン（約145万円）の利益をもたらすことができる。
このナッツは非常に高い価値を持っており、食用油、栄養製品、化粧品に使用することができる。
世界ではマカダミアナッツはドライナッツ産業全体の約2％を占めるに過ぎないため常に供給不足の状態にあると説明する。

また、マカダミアに関する会議に出席するためドバイに行ったとき、ドバイの多くの大企業はベトナムと協力してマカダミアの植林と加工を発展させることを望んでいることが分かった。
しかし、栽培面積が大規模生産に十分な大きさになる2025年まで待つ必要があるという見解もあった。

ベトナムでのマカダミアナッツの年間生産量は約8,500トン。製品は国内市場に流通するほか、韓国や日本にも輸出されている。