スマートシティプロジェクトを加速させるハノイの動き

ハノイ党委員会の書記は、山田駐越日本大使と住友商事およびベトナムのBRGグループの代表を招き、ハノイ北部地区でのスマートシティプロジェクト実施について検討するレセプションを開催した。

その席で党委員会書記はハノイの将来の発展にとって、このプロジェクトが重要でありますと述べ、次のように続けた。
プロジェクトの進捗状況については、整地は基本的に要件を満たしており、市当局はプロジェクトの実施に直面している困難や障害を取り除くことに成功しています。
ベトナムと日本の二国間関係、特にハノイと日本の二国間関係は、パンデミック前の水準に回復するだけでなく、将来的にはより強固になると信じています。
近年のハノイの社会経済発展については、生産・ビジネスの回復と行政改革を加速させ、投資環境を改善し、観光・サービス業を徐々に再開し、持続可能な発展のために、教育、医療、文化の分野への投資を優先し、地元の人々のためになるように努めています。

山田大使は、グリーンシティとスマートシティの開発は、日本とハノイの協力の優先事項のひとつになります。
このプロジェクトは、2023年の両国の外交関係樹立50周年を実質的に祝うための、日本とベトナム全般、特にハノイの協力における重要プロジェクトのひとつでありますと述べた。

スマートシティプロジェクトは、ハノイ北部地域（Vo Nguyen Giap道路の両側）に、東南アジアで最も近代的でスマートな都市を建設することを目的としており、ニャットタン-ノイバイ（Nhat Tan-Noi Bai）ルート計画プロジェクトの一部でもある。

首都の玄関口であるこの地域の空間と建築に焦点を当て、紅河北部の都市開発に弾みをつけ、同市の社会経済発展に寄与することが期待されている。