エーザイ・ベトナムが神経学会と協力関係を締結

投稿: KilalaMay 18, 2022

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エーザイ・ベトナムは5月12日、新オフィス開設とベトナム神経学会との4年間の協力関係の締結を発表した。
新オフィスはホーチミン市3区グエンティミンカイ通り432-438番地(Saigon Giai Phong Tower)に開設した。

さらにベトナム神経学会と2025年までのアルツハイマー型認知症コミュニティにおける診断へのアクセス向上と治療の質的向上を目的とした覚書を締結した。
今後、アルツハイマー型認知症に関する教育や啓発、診断能力および治療に関する医療知識の向上を目的とした公的活動を実施していく。

同社は1990年代に現地代理店を通じてベトナムで事業を開始した。
その後、ホーチミン市に駐在員事務所を開設し主にプロトンポンプ阻害剤「パリエット」、筋弛緩剤「ミオナール」、末梢性神経障害治療剤「メチコバール」を販売している。
ベトナムにおけるグローバル製品については、最近、抗てんかん薬「フィコンパ/Fycompa®」を2019年10月に発売し、2020年6月に抗がん剤「レンビマ」、昨年12月に「ハラヴェン」の販売承認を取得している。

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ジェネラルディレクターである井上氏はベトナム市場の可能性を評価し、「非感染性疾患に罹患する人が増えている。このような医療需要に応えるため、革新的な医薬品で市場への医薬品流通を改善し、患者様とそのご家族の生活向上に貢献するためにベトナムに正式な事務所を開設することを決定しました」と述べている。

また、神経領域分野では次世代認知症の予防と治療支援に大きく貢献している。
国際的には認知症患者の生活の質向上のために、保険、食品、金融分野の企業とのパートナーシップを率先して締結している。

こうした社会貢献活動や取り組みが評価され、コーポレート・ナイツ社による「2022年最も持続可能なグローバル企業トップ100」に選出されている。

同社は研究開発型の世界的製薬企業であるエーザイ株式会社の100%子会社で、1941年に設立され同グループは現在、全世界に46の会社・子会社を擁する。

〈VIR〉
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