在日ベトナム通商事務所は、日本への薬草輸出を促進する大きな余地が残されているとみている。
日本税関のデータでは、ベトナムは2021年に日本への薬草の輸出額は860万ドル(約11億6200万円)だった。
日本はベトナムから多くの薬草を輸入しているが、日本市場で占める割合は小さく東アジアの国の薬草の総輸入高のわずか1.1%に過ぎない。現在は中国からの輸入が最多となっている。
在日ベトナム通商代表部参事官によると、多くの日本の製薬会社はベトナムの薬草に関心を持ち、高く評価しているいう。
漢方薬をメインに医薬品の製造するジェーピーエス製薬株式会社は、国際的なプロジェクトを拡大することを計画しており、中国以外にもベトナムを含む他の国から医薬品原料を輸入するつもりであると述べている。
日本への薬草輸出を促進するために、ベトナムの薬草メーカーや輸出業者は、食品の安全性と衛生に関する日本の厳しい規制を満し、植え付け場所の計画、薬草の手入れと収穫、加工と収穫後の保管に特に注意を払う必要がある。
さらにこの機会を十分に活用するために低効率の単なる生加工ではなく、加工に関連した生産チェーンを開発する必要があり、特に大規模な医薬品生産・加工センターの開発に向けて、この分野への国内外の投資を誘致しなければならない。
また、ベトナムの医薬品原料メーカーや輸出業者は製品のトレーサビリティに留意することが重要となってくる。
〈VietnamPlus〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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