円安で実習生の所得が減少

最近、日本円が安くなり、ベトナム人技能実習生の所得が目減りしている。

ルー・ドゥック・アンさん（Luu Duc Anh）は円安の影響でドルやドンに換算すると収入が減ってしまうと訴えている。
2020年12月の収入は13万円（2900万ドン）だったが、現在は2190万ドンしか受け取れず、ドンに換算すると700万ドンも減少している。
そのため母国への送金はしていないという。

大阪で水産加工業に従事するグエン・ティ・ガーさん（Nguyen Thi Nga）の給料は月15万円で、昨年初めには3300万ドンの価値があったが現在は2600万ドンだという。
彼女は新型コロナ流行時に来日し貯金をしてきましたが、円の価値が下がったので円を口座に保管し、再び円高になればドルに換えるつもりですと話す。

労働傷病兵社会省によると、日本に50万人近いベトナム人労働者を抱えており、急激な円安が彼らの収入に影響を与えている。
技能実習生の収入は、経費を支払って手取り月1500万〜2500万ドン（約8万9000～14万8000円）と推定される。