パスポート需要急増で対応に追われる

ホーチミン市の入国管理局では最近1日平均1500件ものパスポートの新規発行申請があり混雑が続いている。
同庁の統計によると、7月1日以降、同庁に押し寄せた申請者の数は急増し1日に約1800人となり以前のほぼ2倍の数になっているという。

その理由の一つは、入国管理局が6月1日から7月1日まで、セキュリティ機能を強化した新しいパスポート導入のため発行を中止したことである。
さらに新型のパスポートにはICチップが搭載されていると思い込んでいる人が多く、現在持っているパスポートが有効であるにもかかわらず更新を申請している。
また、夏休みに海外旅行へ行くために、家族や子供のパスポートを登録する人たちも多い。

このような状況に対応するため、ホーチミン市入国管理局では、受付窓口の数を7カ所から15カ所に倍増し、月曜日から金曜日までの午前7時から午後6時まで、および土曜日の午前中も対応できるようにした。

ホーチミン市入国管理局では次のような案内を発表している。
1．古いパスポートを所持している市民は、有効期限が切れるまで使い続け、新しいパスポートを申請する必要はない。
2．国民は古いIDカードをICチップベースのIDカードに変更する際、ビザ申請時に外国大使館が要求する場合を除きパスポートを変更する必要はない。
3．ICチップベースのIDカードを持っている人は、国家情報ポータルサイトまたは公安省ポータルサイトで新しいパスポートをオンライン申請することをお勧めします。