独自のCovid-19ワクチンパスポートを発行へ

ベトナムは、個人情報と予防接種情報を掲載した独自のデジタル新型コロナ（Covid-19）ワクチンパスポートを発行する予定。

保健省によるとワクチンパスポートには、所持者の氏名、生年月日、国籍、疾患、ワクチン接種回数、接種日、ワクチンの種類、ワクチンメーカー、シリアルナンバーが記載されるという。
データは暗号化されQRコードで表示され、有効期限は12か月となる。

厚生労働省は、パスポートに表示される情報は、世界保健機関（WHO）や欧州連合が発行する文書に沿ったものであるという。

ワクチン接種拒否の罰則を提案

ファム・ミン・チン首相は、地域社会での感染と重症例や死亡を減らすことに重点を置いた措置として、正当な理由なくワクチン接種を拒否する人々を罰するよう呼びかけた。

新型コロナ予防対策国家運営委員会との会合で、当局は予防接種を受けるよう説得すべきであり、予防接種を拒否した場合、新型コロナに感染しても隔離費用や治療費の支払いをさせることを検討すると述べた。
また、ワクチン接種の目標に達しない自治体は、責任を問われることになると警告した。

すべての成人は今月中に2回目のワクチン注射を受けなければならず、12歳から17歳の子どもは1月中に受けるように促している。

これまで、ベトナムでは7720万人が新型コロナワクチンの1回目の接種を受け、6300万人が2回、130万人が3回の接種を受けている。