労働者募集に奔走

ベトナム南部の外資系企業は、数カ月にわたるロックダウンの後、通常の生産レベルに戻るために、より高い給料と福利厚生を提供して従業員の募集している。

トゥードゥック市にある韓国の電子部品製造Daeyoung Electronics Vinaは、現在の80％の生産量から増産するために200人の労働者を募集している。
同社Lee Hee Bok副社長は経験豊富な候補者を見つけるのが難しい上級職や管理職の求人もあります。給料アップを約束することはできませんが、労働者によりよい福利厚生を提供するために方針を変更しています。この数カ月間、注文に応えることができなかったため危機感を抱いています。また、ホーチミン市には支援を要請していると話す。

台湾の米菓メーカーWant Want Vietnamの人事担当者は、多くの注文をさばくことができず、品質責任者、管理責任者、物流スタッフ、一般会計、中国語通訳、技術スタッフなど、生産ラインや管理部門の従業員を緊急に募集している。

ティエンザン省にあるNissei Electric Vietnamは、将来、同じような労働力危機を避けるために、現地での雇用を重視しているという。

多国籍企業の中には、外国人専門家を国内に呼び寄せることが困難であることから、以前のように外国人に依存しなくていいようにベトナム在住者を雇用する企業が増えていると、人材紹介会社Adecco Vietnamの採用担当副部長グエン・ホアン・タイン・チュオン氏(Nguyen Hoang Thanh Chuong)は述べている。

人材紹介会社Manpower Group Vietnamのグエン・スアン・ソン氏(Nguyen Xuan Son)は、主要都市や産業の中心地における労働力不足が、電子機器、繊維、木材、履物、観光、ホスピタリティなどに深刻な影響を与えている。

企業は従業員の離職を防ぐために、従業員に感謝の気持ちを示す必要があることを学んだ。今後は困難な時期に従業員を支援するための緊急時の資金を準備する必要があると指摘している。

統計総局が発表したデータによると、7月から9月15日までの間に、約130万人の地方出身労働者がすでに故郷に帰っている。