日本製商品専門店「SAKUKO JAPANESE STORE」をベトナム国内で展開するSAKUKO VIETNAMもコロナ対策の物流問題や移動手段制限に悩まされている会社のひとつだ。
ベトナムで10年間、日用品やベビー用品を販売してきた同社は、コロナ以前、1〜2週間で日本から商品のコンテナを受け取っていたが現在は1〜2カ月かかっている。
パンデミックからの世界経済回復に伴う輸送需要の高まりによりコンテナが不足し、一部の国では新型コロナウイルス流行以前よりも港が混雑しているためだという。
広報担当者は船が足りず空きが見つかるまで何度も予約を入れなおさなくてはなりませんと話す。
また、輸送コストはパンデミック前に比べて60〜100%上昇している。
コンテナ到着後も国内の輸送制限に直面する。
港町ハイフォンでは感染拡大を恐れてハノイからの人の移動を禁止し、トラックの運転手不足が生じているため、ハイフォンからハノイにコンテナを輸送するのにも数週間かかるという。
さらに移動を取り締まる当局から紙おむつや生理用品は必須アイテムではないとみなされ、罰金を科せられたこともあった。
情報プロバイダーIHS Markit社が製造業400社を対象に行った調査では、配送の遅れは現在10年ぶりの高水準となり世界的な問題であることが分かる。
〈Vn Express〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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