保健省は試行期間を経てデジタルワクチンパスポートの全国展開を加速させると発表した。
試験的な運用はハノイの3つの病院で実施された。
これらの病院は新型コロナの予防接種データが整理・保管されている首都圏の大規模な大病院であることから選ばれ順調に行われた。
ワクチンパスポートは、保健省がベトナムでの使用を許可した以下のワクチンを受け、国の疫病予防管理アプリ「PC-COVID」や「Suc khoe dien tu」に接種情報が登録されている人に発行される。
AstraZeneca、Sputnik V、SinopharmのVero Cell、Hayat-Vax、Pfizer、ModernaのSpikevax、Johnson & JohnsonのJanssen、Abdala。
アプリ「PC-COVID」や「Suc khoe dien tu」上で、QRコード形式でワクチンパスポートを受け取り保存することが可能。QRコードの有効期限は12カ月。
ワクチンパスポートには氏名、生年月日、国籍、対象疾患、接種したワクチンの量、接種日、ワクチンロット番号、ワクチンの種類、受け取ったワクチン製品、ワクチンメーカー、証明用コードなど11項目の情報が記載される。
保健省によると、ワクチンパスポートの発行は、3段階の手続きを経て、全国の予防接種施設に一律に適用される。
まず、接種実施施設はワクチンを接種した人の情報を確認し、検証するよう要請される。
2つ目は、接種実施施設が保健所の利用する新型コロナ接種管理用の全国プラットフォームで接種記録の電子署名を行い、そのデータを新型コロナ接種証明用管理システムと共有する。
3つ目は、予防医学局(保健省)が新型コロナワクチン証明書に電子署名を行い、EUの規制基準に基づきQRコードを用いて証明書を発行する。
ワクチンパスポートは、インバウンドとアウトバウンドの両方の観光を促進することが期待される。
3月22日現在、全国で2億200万回以上のワクチン接種が行われ、96%にあたる1億9300万回分を記録し、その情報は予防接種管理プラットフォームで更新されている。
しかし、まだシステムに情報がアップロードされていないものが800万回分以上ある。
外務省によると、ベトナムはこれまでに17カ国とワクチンパスポートの相互承認に関する協定を結んでいる。
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