ファーストリテイリングが人材育成を促進

ユニクロを柱とし複数のブランドを世界中で展開するファーストリテイリングは、ベトナムで全国的に事業網を拡大し国内生産と人材育成を推進する計画を発表した。

これは7月19日にハノイで行われたハノイ市人民委員会のグエン・マン・クエン副委員長（Nguyen Manh Quyen）との会談で、同社の執行役員小山紀昭氏が明らかにした。

さらに小山氏は次のように述べた。ベトナムでの事業計画はグループの基本的な運営体制です。特に人材育成はベトナムを含む多くの国で実施している重要なコンテンツの一つです。ベトナムや日本でも多くのベトナム人がファーストリテイリングに採用され、トレーニングを受けています。
今後、外国貿易大学、越日大学と覚書を締結し、同国での人材育成・採用の拡大を図る予定です
今年は首都ハノイにいくつかの新しいユニクロの店舗をオープンする予定であり、2023年のベトナムと日本の関係50周年に向けて、いくつかの象徴的な店舗をオープンする予定です。
また、ベトナムは同社のサプライチェーンにおける重要な拠点であり、生産性、品質、生産量の向上に努めていきます。

これに対しクエン副会長は、ファーストリテイリングの提案するトレーニング分野での協力や流通チャネルを拡大する計画に賛同し、ベトナムの消費者にとってユニクロは身近で信頼できるブランドであることを述べた。
また、外務省と産業貿易省が中心となって、ファーストリテイリングと生産協力する企業やユニットをつなぐことで、ベトナムへの供給と世界への輸出を増やし、首都と国全体の発展に貢献することを命じた。