ウクライナから1400人が無事帰国

外務省は3月17日時点でウクライナから1,400人のベトナム人が無事帰国したと発表した。

同省の報道官はウクライナにいるベトナム人の生命と財産の安全確保はベトナム共産党、国家、政府の最重要課題であると強調している。
ウクライナ情勢が緊迫する中、ファム・ミン・チン首相（Pham Minh Chinh）は2月26日に公文書201号を発行し、ベトナム人及び法人の保護と多くの懸念事項に言及した。

さらにブイ・タン・ソン外相（Bui Thanh Son）はロシア、ウクライナ、ルーマニアの担当者と何度も電話会談を行い、ポーランド外相に書簡を手渡した。
また、在ベトナムの関係国の大使とも会談し、支援を要請するとともに、ベトナム国民とその家族の最大限の安全と保護を保証する約束を取り付けた。
この結果、希望するベトナム人とその家族が無事に避難し帰国することができた。

報道官によるとこの帰国には多くの団体や企業、人々が関わり実現した。
国内当局、在外公館、航空会社、帰国便のスポンサーとなった企業などの努力は、海外在住のベトナム人やその親族から高く評価されているという。

紛争前の時点でウクライナにはキエフ、ハルキフ、オデッサを中心に約7,000人のベトナム人が住んでいた。