ベトナム鉄道公社(VNR/ Vietnam Railways)は、1979年から1982年に製造された列車用車両37両を日本から無償で輸入することを政府に提案した。
これらの車両は、JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)が使用していたもので、現在は放置されていると地元メディアは報じている。
ベトナム鉄道公社によると、これらの客車は40年の運用実績があるにもかかわらず、安全性や品質に大きな問題はないとのこと。政府がこれらの客車の輸入を許可した場合、JR東日本はベトナムに無償で提供し、ベトナム側は輸入費用と改修費用を負担することになる。
同社のヴー・アン・ミン会長(Vu Anh Minh)は、今回の車両輸入プロジェクトには、輸送費400億ドン(約2億円)、改修費800億ドン(約4億円)、手続き費用、コンサルティング費、バックアップ費など200億ドン(約1億円)の合計1400億ドン(約7億円)の投資が必要だという。
改装後はこの投資を7年以内に回収し、15年間の使用を見込んでいる。
これらの車両は1両あたり68〜82席、最高速度95km/hで走行することができる。
ダン・シー・マイン社長(Dang Sy Manh)によると、これらの客車を輸入して修理する費用は、新しい客車を製造したり、他国から古い客車を購入するよりもはるかに安いという。
日本はミャンマー、インドネシア、フィリピンなどの東南アジア諸国に多くの古い客車を譲渡しており、これらの国々はこれらの客車を利用している。
しかし、ベトナムでは使用期間が10年以下の中古車両しか輸入できないため、古い車両の輸入は困難とされる。
政府がこの提案を承認すれば、ベトナム鉄道公社は輸入手続きし、車両をアップグレードして、安全かつ効果的に運用することができる。
〈Thoi Dai〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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