ベトナム当局は、新型コロナ(COVID-19)ワクチンの電子証明書の付与を開始したことを、11月8日に行われた保健省と公安省のオンライン会議で発表した。
この証明書を持つと2回のワクチン接種を受けていることを条件に海外旅行に行くことができる。
保健省情報技術部のドー・チュオン・ズイ部長(Do Trupng Duy)によると、これまで予防医学局が紙の証明書を発行しており、それが多くの国で受け入れられていたため、予防接種を受けたベトナム人や外国人が入国できるようになっていた。
この電子証明書はWHO(世界保健機関)とEU(欧州連合)の基準を満たしており、ベトナム国民のワクチンパスポートとなると説明した。
また、ベトナム外務省がワクチンパスポートの使用を認める仕組みに合意したことで、同国が付与した電子証明書によって、ベトナム国民は多くの国への入国が可能になる。さらに他国の国民がワクチンパスポートを使用して国境を通過することを認めることになる。
今後、保健省と外務省、情報通信省は協力して、個人のプライバシー保護やワクチンパスポートの重複を避けることなど、いくつかの重要な技術的問題について議論する予定。
ワクチンパスポートの発行プロセスは、地域の保健局が警察と連携して国民の情報を確認し、地域は国民が2回の予防接種を受けたことを確認して署名する。その後、保健省が証明書に署名する。
11月20日より、ベトナムはワクチンパスポートを持った外国人観光客をフーコック島に受け入れることを試験的に開始し、その後、カインホア、クアンナム、ダナン、クアンニンなど他の観光地も順次開始する予定でいる。
〈Vietnam News〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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